パチンコを打っているときに大学をサボっていることがバレてしまって。

パチンコをしている時に誰かから電話が掛かってくるのってあまりいい気はしませんよね。もちろんだからと言って電話に出ないわけにもいかないのですが、うるさい店内を避けて外に出る必要があるなどする必要があるなど面倒なことは否めません。ところが私は、面倒どころかパチンコ中の電話が半ばトラウマレベルに達してしまっているのです。
あれは私がまだ大学生であった頃の話でした。悪友からパチンコを教わってからというものすっかりのめり込んでしまった私は大学に行くのも忘れて毎日パチンコ店に通っていました。もちろんそんな様子なので大学は留年一直線なのですが、そのうち何とかなるだろうと勝手に判断し毎日パチンコやパチスロを打ち続けていました。そんなある日、ここしばらくの収支の低下で手持ちが心もとなくなっていた私は羽根物を打っていました。確か羽根物の名機「ワニざんす」だったと思います。当時はまだ甘デジや低貸しというものは存在せず、低投資で打つならば羽根物一択だった時代です。その例に漏れずワニざんすを打っていると携帯に着信がありました、母からでした。大学に行っていないことに負い目を感じていたため、ことさら明るい声を出して電話に出ると母から恐怖の一言が発せられました。「あんた、大学に行ってないね!?」、一文字一句、母の声ごと今でも思い出せます。
血の気が引くということはこういうことを言うのでしょうね。頭の中はパニックでどうしたらいいか分からない状態で、体は冷えているのに冷や汗だけがだらだらと出てきました。少しの間、大学をサボっていたくらいならばこれほどのことにはならなかったでしょうが、もはやその年は取り返しがつかないような状態になっていたのです。その後のことは多くを語りたくはありませんが、家族会議の結果、ギリギリ勘当にはならなかった、というレベルでした。
あれから何年も経ち、色々あった母との関係も今では修復されています。ただ、このことがあってからというもののパチンコ中に誰かから電話が掛かってくるということが軽くトラウマになってしまった、というわけです。